皆さん、こんばんは!
お久し振りです。
前回のブログを書いた後に、東京日帰り出張をしたり、土日曜日は休日出勤だった事もあって、中々、ブログの更新が出来ませんでした。
今週は仙台で仕事をしていて、少し落ち着いて来たので、前回の続きを書かせて頂きますね。
前回のブログでも書きましたが、レーザーディスク(LD)もVHSビデオデッキと同じ様に発売当初(1981年)から数年間は高級品でした。
私が好きなTVドラマの1つに1987年1月から放送された「パパはニュースキャスター」と言うコメディドラマがありました。
田村正和が演じる人気ニュースキャスターの鏡 竜太郎に3人の小学6年生の女の子の隠し子がいて、ひょんな事から同居する事になって…と言う大人気のホームドラマでもありました。
あの頃は本当に楽しいドラマが多かったですね。
鏡 竜太郎は独身の人気ニュースキャスターと言う設定だったので、羽振りが良くて住まいもオシャレなマンションでした。
その女の子達が欲しい物があって、それを中々、買ってくれない田村正和に対して詰め寄るシーンに
『バパは何でも好きな物を買っているでしょう!◯◯でしょう、◯◯でしょう、レーザーディスクでしょう…』
と言う台詞があったのをハッキリと覚えています。
つまり、1987年当時のレーザーディスクは、ドラマの台詞に高額商品として登場するくらい、オシャレでトレンディな高級品だったのです。
(余談ですが、最近テレビで娘の1人の女の子を演じていた女優の西尾まりさんを見かけましたが42歳になってられました。パパはニュースキャスターに出演していた時は12歳だったので、丁度30年前になりますね。
当時の私も一浪して大学を卒業した社会人1年目だったので、24歳でした。
月日が経つのは本当に早いですね。)
そのLDもレーザーディスク・カラオケの普及とCD再生が出来るコンパチの機器が発売された事もあって、徐々に価格が安くなって来ました。
そして前回のブログの後半に書いた様に1992年に念願のレーザーディスクを私も購入する事が出来たのです。
それからは、新しい音楽の映像ソフトが発売されると私はVHSのビデオテープではなく、レーザーディスクで買う様になりました。
また、1990年に長男、1994年に長女が誕生したので、子供達に見せる為に、ディズニー作品の白雪姫やダンボ等の名作のアニメ映画のLDソフトを給料日(笑)に、毎月1枚買って帰るのが定例化していきました。
(*^^*)
そして新譜の音楽映像ソフトだけでなく、「DEEP PURPLE CALIFORNIA JAM」の様に既にVHSで所持しているのにも関わらずVHSビデオテープ→LDソフトに買い替えていきました。
←病気ですね!(爆)
中古レコード店では、私が最初に買った「ディープ・パープル ライブ 1974」の東映ビデオ盤のレーザーディスクを店頭で見かける事がありましたが
(RAINBOWのJAPAN TOUR 1984の東映ビデオ盤のレーザーディスクは既に廃盤でしたが、中古レコード店の店頭でも見かける事はなかったですね)
レーザーディスク・ソフトも値段が安くなって来ていたので、新品の
パイオニア・レーザーディスク社のレーザーディスクを買ってしまいました
(^_-)☆
映像内容はVHSソフトと同じ内容なので割愛させて頂きますね。
ただ、レーザーディスクのジャケット・サイズはLPレコードと同じなので、VHSビデオテープのパッケージより迫力がありますよ!
ところで、私は長年に渡りCALIFORNIA JAMの映像に関して1つの疑問を持っていました。
その内容は些細な事ですが、私が大学生の時に観たCALIFORNIA JAM の映像を紹介したテレビの音楽番組では、リッチー・ブラックモアがギターをテレビカメラに突き刺そうとする度にギターの衝撃が加わると、カメラの映像に水滴が飛び散る様なノイズが発生していたのです。
ところが、私が購入したVHSソフトとレーザーディスクにはその様なノイズは発生していませんでした。
私が大学生の時に観たテレビの音楽番組は深夜に放送されていたので
『テレビカメラにギターを突き刺す時に、衝撃で水滴が飛び散る様なノイズが発生したと思ったのは、夜中だったので寝ぼけていたのかな?』
と思っていました。
ところが、暫くしてDEEP PURPLEのライヴ映像とメンバーのインタビューを集めた「ヘヴィ・メタル・パイオニアズ」がリリースされる事が発表されました。
そこには、CALIFORNIA JAM のライヴ映像も収録されていて、リッチー・ブラックモアがテレビカメラにギターを突き刺すシーンが「別の角度」から撮影された映像が収録されているとの事が謳い文句になっていたのです。
もしかしたら…と思ってヘヴィ・メタル・パイオニアズのレーザーディスクを購入して再生してみると、CALIFORNIA JAMの映像の一部が収録されていました。
時間にしたら僅かでしたが、確かDEEP PURPLEのメンバーがPURPLE専用の旅客機から下り立つシーンやリッチーのギタークラッシュのシーンが入っていました。
そして、肝心のギターのネックをテレビカメラに突き刺すシーンですが、そこには私が大学生の時に深夜番組で観た記憶通り、ギターがカメラのレンズに当たる度に、水滴が飛び散る様なノイズが入っていたのでした!
(ノ´▽`)ノ
どうやら私が観た映像は、VHSやLDに収録されていたのと違うヘヴィ・メタル・パイオニアズ版の映像だった様です。
『寝ぼけてなかったんだ…(笑)』
と大袈裟かもしれませんが、私がずっと疑問に思っていた事が解決したのです!
そして、このDEEP PURPLEのレーザーディスク以外にBLACK SABBATHやFREE、LED ZEPPELIN、UFO、THIN LIZZYと言ったブリティッシュ・ハードロック系を中心とした音楽や、私が子供の頃に観ていたアニメのマジンガーZの全話収録したBOXセットや、ジュラシック・パーク等の映画のレーザーディスクが自宅にどんどん増えていったのです。
そして、レーザーディスクは1990年代半ばには最盛期を迎えて、大阪ではディスクピアと言った音楽・映画ソフトの大型店の売場では、VHSビデオ以上にレーザーディスクのスペースが大きなウェイトを占める迄になったのでした!
こうして、私のLDライブラリーは順調に増えていったのですが、レーザーディスクにとって、ある問題が発生して普及に逆風が吹いて来たのでした。
レーザーディスクのソフト自体はアクリル樹脂で出来ていたのですが、そのアクリル樹脂は吸湿性が高い為に、空気中の水蒸気を吸収する事によりアルミ記録面が劣化する問題が発生したのです。
アルミ記録面が劣化したレーザーディスクを再生すると映像には、まるで雪が降っている様な「スノーノイズ」と言うノイズが発生しました
特に、発売初期のレーザーディスク・ソフトには吸湿性保護に対策が確立していなくて、スノーノイズが発生する確率が高かった様です。
(;´д`)
私がスノーノイズ現象を知った時に
『そんな事が本当に起こるのかな?
よっぽど湿度の高い場所にレーザーディスクを保管したりした時にごく稀に起きるんだろうなぁ~!』
と勝手に思っていました。
ところが、数年後に私の好きな映画の1つである「ゴースト・バスターズ」のレーザーディスクを久し振りに観よう!と再生したら、画面全体に雪が降っている様な「スノーノイズ」が発生していて、とても観賞に耐えうる物ではありませんでした。
ゴースト・バスターズのレーザーディスクは家のリビングに普通に保管していたので、大きなショックを受けた記憶がありまね。
恐らく、家に保管しているレーザーディスクの全てにスノーノイズが発生している可能性はないと思いますが、衝撃を受けたのは間違いなかったです。
その影響もあったのか、レーザーディスクを製造していたP社も『ピックアップが非接触なので劣化が発生しない為に、レーザーディスクソフトは半永久的です』と言う謳い文句をいつの頃から言わなくなりましたね。
半永久的だと思ってVHSビデオ→レーザーディスクに買い替えをしていた私には寝耳に水の話で本当にビックリしましたよ…
( °д°)
そして、レーザーディスクの普及にとって更なる、より大きな逆風が吹きつつあったのです!
長くなって来たので続きにしますね。
では、またね (⌒0⌒)/~~
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「DEEP PURPLE CALIFORNIA JAM 1974」の映像ソフトと映像機器の変遷3
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